クリアファイルの中身が透けないように印刷する方法【白版以外のやり方も紹介】
クリアファイルといえば、多くの方が半透明のものや透明のプラスチック素材でできたものを想像するのではないでしょうか。
実際はさまざまな素材や印刷方法で作られており、中には紙のように不透明のクリアファイルもあります。
ここでは、上記3つのポイントを中心に、不透明のクリアファイルを作る方法と素材ごとの特徴を紹介します。
最も手軽でオーソドックスな方法は、クリアファイルの素材はそのままに、白版を使用して印刷することです。
白版(しろはん)とは、白インキの印刷でクリア素材の透明度を抑える方法をさします。
先に通常のデザイン(カラーデータ)を印刷し、不透明にしたいところに白インキを重ねて印刷するだけで、クリアファイルの印象が大きく変わります。
白版を使うと全体的に不透明にしたり、特定の文字やデザインのみを選んで不透明にしたりできるため、デザインの幅を広げたい方におすすめです。
ただし注意点として、白版で対策しても完全に不透明になるわけではないことがあげられます。
薄い色を使ったり広範囲を真っ白にしたりと、デザインによっては、多少の透け感が残る可能性もあることを理解したうえで活用しましょう。
また、白版を使う場合は通常のデザイン(カラーデータ)とは別に白版データを用意して発注する必要がある点も注意してください。
クリアファイルと一口に言っても、実際はインデックス付きタイプやポケット付きタイプなど、その形状には多くの種類があります。
中には何層にも重なる形のクリアファイルもあるため、透けにくい形を選ぶと中身の書類を見られにくくすることができます。
たとえばインデックス付きタイプは複数の仕切りがあり、重なった部分は透明度が低くなります。
かさまーとのインデックス付きタイプ「A4クリアファイル3ポケット」は、インデックスの仕切り部分にも1枚1枚印刷できるため、より透明度を抑えたい方におすすめです。
A4クリアファイル3ポケットはこちら:https://testksmt.wpx.jp/item/clearfile/pocketlist/indexpocket/3755/
表裏だけでなく、インデックスの仕切り部分にも印刷することで、更に透けにくくなるでしょう。
工夫次第で、書類の抜き差しなどでデザインの変化を楽しめる、話題性のあるクリアファイルを作ることもできます。
クリアファイルというと、プラスチック素材の半透明~透明のものが一般的なイメージですが、他の素材で作られたものも複数種類あげられます。
中には素材そのものが不透明な種類もあるため、白版を使った印刷では思うような不透明にならない場合は、素材を変える方法も試してみてください。
最初から不透明な素材に印刷すれば、白版のように専用のデータを用意する必要もありません。
不透明な素材で作成できるクリアファイルは、かさまーとでも複数の種類をご用意しています。
それぞれ一般的なプラスチック素材のクリアファイルとは異なる特徴を持っているため、配布・販売するシーンや用途に合うものを選びましょう。
ここからは、かさまーとでご注文いただける、不透明なファイル素材それぞれの特徴を紹介します。
一般的なクリアファイルは半透明のPP(ポリプロピレン)を使用していますが、ホワイトファイルは元から不透明な白PPを使用している商品です。
同じポリプロピレン製であり、厚みも一般的な0.2mmのため、通常のクリアファイルと同じ質感で作成できます。
もちろん、水濡れに強く破れにくい点も同じで、高濃度な白色のPP素材により、発色もきれいです。
「全体的に不透明にしたいけれど、一般的なクリアファイルと同等の丈夫さや手触りが良い」という方は、全体に白版を使用するか、ホワイトファイルの活用がおすすめです。
A4ホワイトファイル(白PP)の詳細はこちら:https://testksmt.wpx.jp/item/clearfile/cfoffset/a4cf/3654/
エコペーパーファイルは、紙製のクリアファイルです。
一部ではなく本体まるごと紙製のため、処分する際も分別しやすく、「脱プラスチック」の観点から考えると環境に優しいメリットもあります。
素材にはパンフレットや雑誌の表紙でも使用されているマットコート110kgを採用しており、発色の良さも魅力のひとつです。
紙製のためボールペンなどでクリアファイルに直接書き込めることから、メモ欄を設けるなどデザインの幅も広がります。
一方で注意点として、紙製ゆえの水濡れに弱く破れやすい特徴があり、使用シーンを考慮する必要があります。
A4エコペーパーファイルの詳細はこちら:https://testksmt.wpx.jp/item/clearfile/paperclearfile/9499/
ストーンファイルの詳細はこちら:https://testksmt.wpx.jp/feature/4317/
「不透明で中身が見えなければ、真っ白でなくても良い」「高級感や物珍しさもプラスしたい」という方は、プレミアファイル(特殊素材)はいかがでしょうか。
いずれもPP素材に特殊な素材を貼り付けて加工したもののため、通常のクリアファイルと同じく、丈夫で破れにくいメリットもあります。
それぞれの特徴的な質感は、ブランドや企業イメージ、ターゲット層などとマッチすれば、効果的なプロモーションとなるでしょう。
プレミアファイルの詳細はこちら:https://testksmt.wpx.jp/item/clearfile/premire/
ここではクリアファイルの透明度を抑える方法に絞って紹介しましたが、最初で紹介した白版を活用すれば、一般的なクリアファイル以外の形状でも透明度を抑えたグッズが作れます。
たとえばバッグの一部を点線で切り離すとクリアファイルになる「クリアファイルバッグ型」や、内側にポケットが付いたクリアファイル、マスクケースなども、白版で透明度を抑えたデザインが可能です。
表紙と裏表紙の全面もしくは、どちらか片方のみに白版を入れたい(透明度を抑えたい)場合は、かさまーとでも白版データを用意しておりますので、お気軽にご利用ください。
もちろん、オリジナルの白版データをご用意いただければ、一部の文字やイラストなど部分的に透明度を抑えることもできます。
透明度やクリアファイルの素材、質感など、細部にこだわったオリジナルクリアファイルを作りたい方は、かさまーとにお任せください。
弊社は明治時代の創業から145年以上の間、印刷のプロとしてさまざまな手法・素材に挑戦することで技術と知識を磨いてきました。
Japan color認証制度取得により、色の再現度を高く評価されているため、エコ素材の独特な質感や透明度を活かした繊細なデザインにも対応できます。
ウェブサイトに掲載している商品はすべて、「WEB自動見積」にて24時間いつでも見積もりが可能です。
「デザイン作成を代行してほしい」「白版を入れた場合の見本を見たい」など、気になることは何でも電話やメールにてご相談ください。