病院・クリニックのカルテフォルダー整理方法とおすすめの形状をまとめました
病院・クリニックで日常的に使用されているカルテは、患者数が多ければ多いほど保管や整理に困るものです。
ここでは上記3つのポイントを中心に、病院・クリニックのカルテフォルダーの整理方法や形状を紹介します。
医師法によって、カルテは最低5年間は診療を行った医療機関で保管することが義務付けられています。
電子カルテが普及しつつある一方で、使い慣れた紙のカルテを愛用している医師も少なくないのではないでしょうか。
紙のカルテの場合、患者数が増えれば保管するカルテフォルダーの数も多くなります。
同じ形状かつ大量のカルテフォルダーの中から、必要なカルテを見つけるのは難しく、業務に支障をきたすことも少なくありません。
患者数が増えてもカルテを見つけやすくするための対策として、カルテフォルダーのおすすめの整理方法を3種類紹介します。
ミドルデジット方式とは、カラーナンバー見出し紙の色の組み合わせを参考にカルテを整理する方法です。
ナンバーラベルと、ミドルデジット方式専用の見出し用紙を使用して、カルテナンバー下2桁目と3桁目が同じ数字のカルテをグループにしていきます。
番号順(1〜999)に並べることで、色の組み合わせと下1桁の数字でカルテの場所が見つかりやすくなっています。
たとえば210番台を赤黄、220番台を赤緑の組み合わせでラベルの下2桁目と3桁目部分を色分けするとします。
210番台の保管場所に238番のカルテが誤って収納されていると、赤黄のグループの中に1冊だけ赤緑のラベルの色が紛れる状態のため、一目で間違いが分かる仕組みです。
このように、仮に異なるグループのカルテが紛れ込んでも、下2桁目と3桁目の色の組み合わせが違えばすぐに気付けます。
色の組み合わせに規則性を持たせておけば、大量のカルテの中から、番号を参考にある程度の位置に絞り込んで探せるでしょう。
ターミナルデジット方式も、ナンバーラベルと見出し用紙を使用し、色の組み合わせで瞬時に見分けられるようにする整理方法のひとつです。
ミドルデジット方式とは基準にする場所が異なり、ターミナルデジット方式の場合は下2桁目と下1桁目の色の組み合わせで分けます。
10,000枚を超える膨大な量のカルテでも管理できるうえ、飛び番号がある場合も混乱することがないのがメリットです。
たとえばミドルデジット方式は210番の隣に211番のカルテ、その隣に212番のカルテを保管します。
一方のターミナルデジットは211番の隣は311番のカルテ、その隣は411番のカルテを保管する方法のため、大量のカルテからでも下2桁目と下1桁目のグループに絞り込んで探せます。
再来院の可能性が低い患者のカルテは別の保管場所に移動させたい、使用頻度の多いカルテの保管棚をすっきりさせたい、という場合にも整理しやすく、便利な方法です。
ローマ字化した氏名をカラーコードに割り当てて、整理する方法です。
ア〜ワの行を表す色と、母音を表す色を決めておき、患者の氏名をもとに整理していきます。
たとえばア行が赤、母音がア〜オまで順に赤・黄・緑・青・茶と決まっているとしましょう。
イトウさんのカルテは頭文字の「イ」を基準に探します。
ア行の「赤」と2番目の母音を表す「黄」の2色が組み合わさった「イ」のグループに保管されているため、場所を絞り込んで探せる仕組みです。
同じようにウエダさんは「赤緑」のグループに、エトウさんは「赤青」のグループに保管されています。
このように色の組み合わせでグループの大まかな位置が分かり、さらに見出し用紙にカタカナで氏名も書いておくことで、見つけやすくなります。
カルテフォルダーは患者によっては使用頻度が高くなるため、使い勝手の良さと耐久性が求められます。
ここでは使い勝手を良くしたい方へ、カルテフォルダーにおすすめのクリアファイルの形を紹介します。
オリジナルデザインでカルテフォルダーを作成すると、フロアマップで利便性を向上させたり、クリニックの雰囲気にマッチしたアイテムで揃えられたりと複数のメリットがあります。
小物でも統一性があればスタッフの意欲アップや病院・クリニックへの帰属意識につながるため、チームワークを重要とする医療機関におすすめです。
最後に、オリジナルのカルテフォルダーを作成するときに注意したいポイントを、2つ紹介します。
スムーズにカルテを出し入れしたり使用したりするには、カルテフォルダーの形状だけではなく収納場所とのバランスも大切です。
カルテラックの大きさを考慮して、カルテフォルダーのサイズを決めましょう。
目安としては、棚サイズがカルテフォルダーの1.5倍程度あるカルテラックなら、スムーズに出し入れできます。
一般的には、A4もしくはB5サイズ適応のカルテフォルダーが使用されています。
収納場所の問題でB5サイズを利用しているところも多くありますが、収納するカルテのサイズなど使い勝手の良さを優先するなら、A4サイズが良いでしょう。
日常的に使用するカルテフォルダーだからこそ、使い勝手とデザイン性の両方を重視したいものです。
小児科なら、可愛いデザインのカルテフォルダーを使用することで、子どもたちのストレスを軽減できるでしょう。
オリジナルのデザインでカルテフォルダーを作りたい方は、かさまーとにお任せください。
かさまーとなら一般的なクリアファイルタイプだけではなく、名刺ポケット付き、ダブルポケット、仕切り・インデックス付きなど、用途に合わせた形状でご注文いただけます。
専門業者として素材となるシートを大量発注しているため、1枚あたりの価格を抑えつつ、幅広い発注量に短納期で対応可能です。
弊社は明治時代に創業してから145年以上の間、印刷のプロとしてさまざまな印刷方法に挑戦し、技術と知識を磨いてきました。
Japan color認証制度取得により、色の再現度を高く評価されているため、クリニックの雰囲気やロゴカラーに合ったカルテフォルダーを作成できます。
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